Tancerka Japońska - ポーランドの日本人バレエダンサー!

ポーランドの劇場で働く日本人バレリーナライフ!

回想録⑤ ケガ

そんな感じで、2回目のコンクールを終えて、

数ヶ月後に別のコンクールにも出ました。その時は入賞ならずでしたが、入選(決選進出)まではできました👍

その後は、教室の発表会に向けて練習があるので、コンクールは一旦休憩。

次は、中1の終わりに初入賞したコンクールの別部門に出場することに。

 

曲はアレキナーダ。

発表会後、コンクールに向けて練習量も通常の週4回から週5〜6回に増えました。

コンクール2ヶ月前辺りから、踊りがとても仕上がっていて、とても調子がよく、絶好調‼︎

そんな時、何か右足の薬指と小指の下辺りに痛みが。

とりあえずマッサージしてみたり、揉んだりしてました。

いつもならどこか痛みがあっても、数日で気づいたら消えているのですが、

この時はなんだか長い。

コンクールの練習は休めないし、はじめはそのうち治るだろうと、そこまで気にしていなかったのですが、

 

レッスンも受けられるけど、いくつかの動きをすると痛い。

次第に、時々歩いてて痛みを感じる時も出てきました。

 

痛みもどんどん強くなり、

ある日の朝「やっぱり痛い。」と言って、病院に行ったほうがいいのかな、とも思ったのですが、

「レッスン行かなあかんでしょう。」と親にも言われ、自分も今レッスン休めないと思っていたので、レッスンに行きました。

その選択は良くなかったです。(汗)

痛い動きを庇いながらやっていたのですが、小さいジャンプの着地でやってしまいました。

自分で音が聞こえて、そこから歩くのもままならなくなり。

中足骨数本、疲労骨折(ヒビ)でした。その小さいジャンプが最後の一撃やったんですね。(汗)

1ヶ月安静にしなければいけなくなりました。

 

「ケガ・体に対する知識」、持っていないとダメですね。「痛いのに無理をしていいことはない」です。この時に学びました。

(時々忘れますが。😅)

ケガの知識は、本人もだし、親御さんにも持っていて欲しいと思います。当然ですが、先生も。

 

人生初、まさか自分がつくとは思ってもみなかった松葉杖デビュー。(笑)(汗)

バレエどころか学校に通うのすら大変でした。💦

友達に荷物持ってもらうなど、沢山助けてもらって。。

みんな、本当にありがとう🙇‍♀️✨

 

とりあえず1ヶ月の安静期間を経て、コンクール1週間前にレッスンに戻りましたが、

骨はくっついたと言っても、まだ痛みはありまして。当日の朝までギリギリまで粘りましたが、全ての振付をこなす事ができず、やむなく欠場しました。😢

まあ今から考えれば中学生のコンクール1つ出られなくなったところで大したことではありませんが、その時は必死でしたから。とても辛かったです。

 

結局、レッスンでも痛みは出るので、少しずつ様子を見ながら練習を再開しました。

「ケガを治すには時間が必要」、ということも学びました。

 

で、結局いつ治ったのかと言いますと、それがわかりません。😅

というのも、レッスン再開して少し経ってたから、次は仙骨という骨を疲労骨折(こちらもヒビ)しまして。。。(汗)

整形外科の先生にも、ここにヒビが入るなんて珍しい、と驚かれたくらいなので、原因もよくわからないのですが、

仙骨治している間に、足の方は気づいたら治っていました。(笑)

わかる限りだと、中足骨を完全に治すのにかかった時間は、長くても4ヶ月強です。😅💦👍

 

ケガをしたこと、この時は辛かったですが、今思えばこの時期で良かったと思います。

早い年齢で、「ケガをして治す」という経験をできたこと、これをきっかけに身体のことを勉強しようと思えたこと。

実際、今も捻挫をして、

(まあ今は特に仕事としてやっているので焦りましたし、公演のスケジュール上本当に必要な休養期間を早く切り上げて踊り出す必要があり、それが原因なのか今も長引いていますが😅)

「ケガを治すのには時間が必要」(むしろそれが近道)と知っているから、まだ辛抱してられてるのかな、と。

 

していいことではないですが、意味ある経験ではあったかと思います。😊